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実績 - JAJA tv

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JAJA tv

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ガイドブックに載らない日本を、そこに住む人が撮る。訪日旅行者向け動画CGMプラットフォーム

JAJA tvは、ARCHECOがJ&J事業創造(JCBとJTBの合弁会社)との共同事業として企画・開発した、訪日旅行者向けの動画CGMプラットフォームです。日本で暮らす人が自分の目線で撮った「行きつけ」の動画に位置情報を紐づけ、旅行者がその場所と、撮った本人の両方につながれる。オンライントラベルという言葉がまだ一般的でなかった2019年、コロナ前にiOS / Androidアプリとしてリリースしました。

「誰が撮ったか」が分かることを、機能の中心に置いた

当時の旅行動画は、企業が一方向に配信するオフィシャルコンテンツか、場所と結びつかないSNS投稿か、そのどちらかでした。JAJA tvは投稿を「BOOK」という単位で束ね、動画一本ごとにGPSの位置情報と周辺の店舗・施設情報を紐づけます。旅行者は地図から動画をたどり、そのまま店の予約に進んだり、投稿者本人にQ&Aで質問したり、「一緒に行きませんか」とマッチングを申し込んだりできる。動画には多言語の自動翻訳テロップを載せ、投稿者と閲覧者の言語が違っても内容が伝わるようにしました。アプリはReact Nativeで開発し、iOS / Androidを1つのコードベースから提供しています。

6か月の実証実験で、仮説が数字になった

2019年6月から6か月間、J&J事業創造をはじめとする協力企業・大学・自治体とともに実証実験を実施しました。広告を一切出さず口コミだけで、動画投稿は1,370本(計画1,051本を超過)、投稿者の国籍は9か国。アプリのダウンロードは2,075件、うち約9割にあたる1,854名が会員登録し、期間中のアクティブ率は30.9%に達しています。

最も大きな学びとして、コンテンツの質をめぐる数字を得ました。運営が制作した動画の平均閲覧数が1本あたり5.6回だったのに対し、ユーザーが投稿した動画は24.9回——約4.5倍。さらにサムネイルに人の顔が写っている動画は、写っていない動画の約1.75倍見られていました。外国人ユーザーが母国や近隣国の人の撮った動画を選んで見る傾向も、はっきり出ています。「きれいに作られた情報」より「誰が撮ったか分かる情報」のほうが強い、という仮説が実測で裏づけられました。

当初5%程度と見込んでいた「動画をきっかけに人と会いたい」というニーズも、実際には16%。同時に、いきなり会うことへの心理的な抵抗も確認でき、交流には段階の設計が要るという宿題も持ち帰っています。

店舗側のオペレーションまで含めて設計した

JAJA tvは旅行者向けアプリだけで完結しません。動画で紹介された店舗が自分でコンテンツと集客を回せるよう、店舗向けアプリを対になるプロダクトとして開発しました。流入と閲覧の分析、AIによる投稿サジェスト、クーポンの発行と照合、レジ・決済・売上管理、予約管理、インフルエンサー管理、サブスクリプションプランの作成、プッシュ通知まで——動画を見た人が実際に店に来て、支払って帰るところまでを1本の導線として設計しています。放送局、在留外国人向けサービス事業者、旅行動画メディアなどに導入され、実証実験を通じて12件の協業依頼をいただきました。

この事業が、いまのARCHECOに残したもの

JAJA tvで得たもの——訪日旅行者が本当に欲しがる情報の質、旅行者と事業者の双方を同時に動かすプラットフォームの設計、言語も国籍も混ざるユーザーのためのUX——は、そのまま次の事業に引き継がれています。その5年後、同じ訪日旅行者に向けてARCHECOが作ったAIコンシェルジュ「Ohbag」は、JAJA tvが立てた「タビナカの体験をどう1本の導線にまとめるか」という問いへの、現時点での答えです。