Archeco
0%
実績 - 新規事業コンサル・MVP/PoC開発

Service 09

新規事業コンサル・MVP/PoC開発

新規事業が死ぬのは、技術で失敗するからではありません。PMFに届く前に、予算と社内の熱が尽きるからです。ARCHECOは仮説設計・MVP/PoC開発・実市場検証を、限られた予算の中での「検証回数」に変換します。

課題

「役員会は通ったのに、半年たっても何も決まらない」「PoCは動いたのに、本番化の稟議が通らない」——大企業の新規事業が止まる場所は、だいたい同じです。技術的に失敗するのではなく、PMFに到達する前に予算と社内の熱量が先に尽きる。実際、MVPを作る工程そのものは3日で終わっても、社内で本番化を決めるのに18か月かかった事例も見てきました。作る速さと決める速さがこれほど噛み合わないまま進む新規事業は珍しくありません。ARCHECOは10年間、大企業の新規事業コンサルとして伴走しながら、この同じ構造を繰り返し見てきました。

ARCHECOのアプローチ

やることは一つです。同じ予算から取れる検証回数を最大化する。作る前にPretotypingで需要を測り、自社開発のAI自律開発ツールを使ったMVP開発・PoC開発によって構想から数週間のうちに市場投入まで持っていき、アンケートの好意的な回答ではなく実ユーザーの課金行動を合格基準に置く。仮説設計・MVP/PoC開発・市場検証のどこか1つを丁寧にやるのではなく、この3点をセットで速く回すことで、通常なら1回しか試せない予算で複数回まわします。新規事業コンサルとして、精緻な事業計画書を作り込むことより、外れたときにすぐ次の検証に移れる速さを優先します。

提供価値

受託開発からプロフィットシェアまで、事業フェーズに応じて契約モデルを変えられます。「作って納品して終わり」ではなく、立ち上がるところまで同じ側に立つ形を選べます。実際に自分たちで事業を立ち上げた際は、顧客接点を1か所変えるだけで受注が8.5倍になった例もあり、市場投入後は現場からの要望をその日のうちに反映しながら磨き込みます。新規事業コンサルとして構想段階から関わるからこそ、MVP開発・PoC開発の先にある事業化の判断まで、同じチームで見届けられます。立ち上げて終わりではなく、育てるところまで責任を持つ座組みです。

"新規事業コンサルのリアル"動画を見る
"大企業がとるべき新規事業戦略"動画を見る
"大手企業の失敗実話から学ぶ事業企画"動画を見る
"受託中心のUXコンサル会社との違い"記事を読む

背景

Solution Flow

Window decoration

01

STEP 01

事業仮説設計と市場検証計画

事業アイデアの仮説を構造化し、検証すべき前提条件を優先度付きで整理します。Pretotypingの手法を用い、最小コストで市場からのフィードバックを得る検証計画を策定します。

Method

  • 事業仮説構造化

  • Pretotyping設計

  • 検証KPI設計

  • 市場規模推計

Output

  • 事業仮説シート

  • 市場検証計画書

MVP/PoC高速構築

自社開発のAI自律開発ツールとソリューションライブラリを活用し、通常数ヶ月かかるMVP構築を最短数週間で実現します。事業の世界観を市場に示せるレベルのプロダクトを構築します。

Method

  • AI自律開発ツール活用

  • ソリューションライブラリ適用

  • ラピッドプロトタイピング

Output

  • MVP/PoCプロダクト

  • 技術仕様書

市場投入と仮説検証

構築したMVPを実市場に投入し、課金率・継続率・NPS等の行動指標で事業仮説を検証します。調査の儀式ではなく、実ユーザーの行動データで仮説を判定します。

Method

  • 市場投入オペレーション

  • 行動データ収集・分析

  • 仮説検証レビュー

Output

  • 仮説検証レポート

  • 行動データ分析レポート

ピボット判断とスケール設計

検証結果に基づき、継続・ピボット・撤退の判断材料を提示します。継続判断の場合は、スケールに向けた事業計画とプロダクトロードマップを策定します。

Method

  • ピボット判断フレームワーク

  • スケール戦略設計

  • 事業計画策定

Output

  • 事業判断レポート

  • スケール計画書

  • プロダクトロードマップ

PROOF

実測

新規事業で効くのは、当てる確率より、同じ予算で検証を何回まわせるかです。ここに並べたのは、実際に自分たちで事業を立ち上げたときの数字です。

number 1

構想から市場投入まで、数週間

関連記事を読む

number 2

接点を1か所変えて、受注が8.5倍

関連記事を読む

number 3

作るのは3日、決めるのに18か月

関連記事を読む

number 4

現場の要望を、その日のうちに反映

関連記事を読む

CASE STUDIES

関連実績

ABOUT NEW BUSINESS CONSULTING

新規事業コンサルの選び方・費用・進め方

発注先を検討している段階の方に向けて、新規事業コンサルという仕事の輪郭を一通り整理しました。ARCHECOに依頼しない前提で読んでも、比較の物差しとして使えるように書いています。

新規事業コンサルとは、何をする仕事か

新規事業コンサルとは、企業が新しい事業を立ち上げる過程を、外部から支援する仕事です。ただし「支援」の中身は会社によって別物で、同じ看板でも納品されるものが違います。まずそこを分けます。

「助言する人」と「一緒に作る人」で、仕事が別物になる

同じ「新規事業コンサル」でも、意思決定の材料を作って渡すところまでが仕事の会社と、作るところまで一緒にやる会社があります。前者の納品物は調査結果と事業計画で、実装は別の会社に頼むことになります。後者は仮説から実装までを同じチームで持ちます。どちらが良いかではなく、いま自社に足りないのが「判断材料」なのか「手を動かす人」なのかで決まります。ここを確かめずに契約すると、資料は増えたのに何も動いていない、という状態になります。

実際に納品されるもの

【一次情報が要る仮置き】一般には、市場調査レポート、顧客インタビューの記録、事業コンセプト、事業計画書、収支計画、実行ロードマップあたりが納品物になります。実装まで持つ場合はここに動くMVPやPoCの成果物が加わります。ARCHECOが実際に何を納品しているか(成果物の名前と粒度)を、ここに具体で入れてください。競合15本のうち成果物を独立した見出しで書いているのは2本だけなので、具体的に書けると差が出ます。

自社だけで進める場合と、何が変わるか

社内だけで進めると、判断が社内の力関係に引っ張られます。声の大きい人の仮説が検証されないまま通り、外した時に誰も止められません。外部が入ると、少なくとも「その前提は確かめましたか」と聞く人が増えます。逆に、外部が入っても社内の意思決定の仕組みが変わらなければ、止まる場所は同じです。外部に頼むかどうかの前に、決裁の道筋が引けているかを見たほうが早い場合があります。

依頼して得られること

他社で何が起きたかを知っている人が入ることで、同じ失敗を踏む回数が減ります。専任の人手が確保できるので、既存事業と兼務している社員が空き時間で進める状態から抜けられます。そして社外の人間が入ると、社内では言いにくい前提の否定が言えるようになります。この3つが実際に効く部分で、逆に言えばこれ以外は自社でもできます。

依頼しても解決しないこと

コンサルを入れても、決裁の速度は上がりません。社内で新規事業に人を割く判断がされていなければ、外部が何を出しても実行されません。市場が無い事業を有ると言わせることもできません。そして最後まで責任を持つのは発注側です。契約が終われば外部は抜けるので、「誰がこの事業を持つのか」が決まっていない状態で始めると、資料だけが残ります。競合15本のうち、この論点を独立した見出しで書いているのは1本だけでした。

新規事業コンサルの種類と、それぞれ何が得意か

「新規事業コンサル」で検索して出てくる会社は、実際には性質の違う6種類が混ざっています。どこに頼むかで、返ってくるものが変わります。

戦略コンサルティングファーム

市場をどう見るか、どこに参入するかという上流の判断が得意です。経営層への説明力が高く、社内の合意形成が要る場面で効きます。一方で実装は別会社になることが多く、作る段階で改めて発注先を探すことになります。参入領域そのものが決まっていない段階なら合います。

総合・デジタル系コンサルティングファーム

戦略から実装、その後の運用までを一社で受けられる規模を持っています。大企業の全社案件に向いており、既存システムとの接続が絡む新規事業では強みが出ます。ただし体制が大きいぶん、小さく速く試す動き方とは相性が良くありません。検証回数を増やしたい段階では過剰になります。

デザインコンサルティングファーム

顧客が何に困っているかを調べ、使われる形にするところが得意です。プロダクトの体験設計まで持てるので、「作ったが使われない」を避けたい場合に効きます。市場規模の試算や競争戦略の緻密さでは戦略ファームに譲ります。誰の困りごとかが曖昧なまま作り始めそうな時に、最初に入れる相手です。

インキュベーション特化型ファーム

新規事業を生み出す型やプログラムを持っており、社内に方法論を残すことを目的にできます。事業を1本作るというより、作れる組織にすることが本体です。逆に、いま目の前の1本を最短で立ち上げたい場合には遠回りになります。

開発会社・スタートアップスタジオ

作る力を持っている側から入ってくる分類です。仮説を確かめるために実際に動くものを出す速度が最も速く、検証回数を稼ぎたい段階に向きます。反面、経営層向けの資料や全社の合意形成は不得手なことがあります。ARCHECOはここに属します。検索結果の上位15本のうち、この分類を独立して立てているのは1本だけでした。分類として認識されていないぶん、比較検討から漏れやすい枠です。

中小企業診断士・士業系

補助金や融資の設計とセットで進められるのが最大の利点です。事業計画を制度の要件に合わせて作ることに慣れています。プロダクトを作る工程は範囲外になることが多いので、資金の道筋を先に固めたい場合に噛み合います。

コンサルに頼むか、作る側に頼むかの分かれ目

判断の分かれ目は「いま確かめたいことが、資料で確かめられるか」です。市場規模や競合構造は調べれば分かるので、コンサル側が向きます。顧客が本当に使うかどうかは、資料をいくら積んでも分かりません。使うかどうかを確かめたいなら、作れる側に頼んだほうが早く、そして安く済みます。両方要るなら、順番を「確かめてから調べる」にすると手戻りが減ります。

新規事業コンサルの費用相場は、何で決まるか

費用は「どのくらいの規模か」ではなく「何を、どこまで、誰がやるか」で決まります。金額そのものより、金額を動かしている変数を見たほうが比較できます。

契約形態で、費用の性質が変わる

【一次情報が要る仮置き】一般的には、月額で継続する顧問型、期間と成果物を決めるプロジェクト型、成果に連動する成果報酬型の3つがあります。顧問型は相談の窓口が常にある代わりに、進捗が無くても費用が発生します。プロジェクト型は範囲が明確な代わりに、範囲外が出た時に追加交渉になります。成果報酬型は初期負担が軽い代わりに、何を成果と定義するかで揉めます。ARCHECOの3モデル(カスタマイズ開発受託/代理出産/ジョイントベンチャー)が、この3分類のどれに当たり、どの局面で選ばれているかを実務の言葉で入れてください。

金額を動かす3つの変数

【一次情報が要る仮置き】確かめたい仮説がいくつあるか、作るものにどこまでの完成度を求めるか、どこまで伴走するか。この3つで金額はほぼ決まります。とくに2つ目が効きます。検証のためのMVPと、そのまま顧客に出せるプロダクトでは、必要な工数が桁で変わるからです。「動けばいい」と「売り物になる」を最初に区別しておくと、見積もりの読み方が変わります。ARCHECOの実務で、実際にどの変数が一番金額を動かしているかを入れてください。

費用に含まれる範囲と、追加になる範囲

見積もりを比べる時は、金額より先に範囲を揃えてください。調査は含むか、インタビューの人数は何人までか、実装は含むか、リリース後の修正はどこまでか、資料作成の回数に上限はあるか。ここが揃っていない見積もりを金額だけで比べると、安く見えたほうが後で高くつきます。競合の見積もりを並べる前に、自社側で「この範囲で出してください」と条件を書いて渡すのが一番早い方法です。

費用を抑えるときに、削ってはいけないもの

削って良いのは、資料の作り込みと報告の頻度です。削ってはいけないのは、顧客に会う回数と、作ったものを実際に人に触らせる工程です。ここを削ると、費用は下がりますが、確かめたいことが確かめられないまま予算だけが減ります。予算が限られているなら、範囲を狭めて回数を保つほうが、範囲を保って回数を減らすより結果が出ます。

ARCHECOでは、確かめたい仮説の数とMVPに求める完成度によって変わるため、定額での提示はしていません。無料の新規事業診断で、いまの構想がどこで止まりそうかを見立ててから概算をお出ししています。

新規事業コンサルの進め方

会社によって呼び方は違いますが、やっていることは概ねこの順です。重要なのは各段階の名前ではなく、次に進んでよいかを何で判断しているかです。

市場選定と顧客リサーチ

参入する領域を絞り、そこにいる人が何に困っているかを調べます。ここで統計や市場レポートだけを見て終えると、後の工程が全部ずれます。数字は「その市場が存在するか」を教えてくれますが、「なぜ買うか」は教えてくれないからです。実際に顧客になりうる人に会う工程を、この段階に入れておいてください。

事業仮説とコンセプトの設計

誰のどの困りごとを、どう解いて、どうお金にするかを一枚に落とします。この段階で精緻にしすぎないことが実務では効きます。まだ確かめていない前提の上に緻密な計画を積むと、前提が外れた時に全部やり直しになるからです。粗くていいので、どの前提が外れたら計画全体が崩れるかを明示しておきます。

市場・顧客・競合

市場の大きさ、狙う顧客像、既に同じ困りごとを解いている相手を並べます。競合は同業だけではありません。顧客がいま「その代わりに使っているもの」が本当の競合で、多くの場合それはExcelと人手です。

自社の強みと、足りない強みの埋め方

既存事業のどの資産を使えるかを洗います。顧客基盤、販路、技術、ブランドのどれかが効くはずです。足りない部分は、採用するか、外部と組むか、買うかの3択しかありません。ここを曖昧にしたまま進むと、実行段階で止まります。

投資対効果の検証

いくら入れて、いつ、いくら返るかを置きます。新規事業では前提が動くので、単一の数字より「この前提がこう変わったら、こうなる」という幅で持っておくほうが実務では使えます。社内説明でも、幅で出したほうが後で修正しやすくなります。

売上・資金・スケジュール・人員

資金がいつ尽きるかと、誰が専任で入るかを先に決めます。新規事業が止まる理由の多くは、市場に負けたからではなく、社内の予算年度と人の配置が変わったからです。年度をまたぐ計画なら、またいだ先で誰が持つかまで書いておいてください。

作る前に確かめる

作らずに確かめられることは、作る前に確かめます。紙のイメージを見せて反応を見る、申込みページだけ先に出す、手作業で数件だけサービスを提供してみる。この工程を飛ばして作り始めると、確かめる対象が「顧客が欲しいか」ではなく「作ったものが動くか」にすり替わります。動くものは作れば必ず動くので、それを確かめても何も分かりません。

MVP/PoC による事業性の検証

確かめたい仮説を1つに絞り、それを確かめるために必要な最小限だけを作ります。機能を足すほど、何が効いたのか分からなくなります。そしてPoCに入る前に「何がどうなったら本番化する・しない」を決めておいてください。動くものができた後にこの議論を始めると、判断がその場の空気で決まります。

市場投入とグロース

出したあとは、獲得の経路を1本ずつ確かめます。同時に複数を試すと、どれが効いたか分かりません。この段階で効くのは、機能を足すことより、既に使っている人がどこで離脱しているかを見ることです。伸びない原因はたいてい入口ではなく、途中にあります。

ピボットと撤退の判断

検索結果の上位15本を調べましたが、この論点を独立した見出しで扱っているページは1本もありませんでした。進め方は全ページが書いているのに、やめ方は誰も書いていません。実務では、始める前に「いつ、何を見て、誰が判断するか」を決めておくことが最も効きます。決めていないと、撤退の判断が「言い出した人の負け」になり、誰も言い出せなくなって予算が尽きるまで続きます。ピボットも同じで、何を残して何を捨てるかを事前に決めておかないと、都合の悪い結果が出るたびに対象がずれて、いつまでも検証が終わりません。

新規事業コンサルの選び方

検索上位15本のうち11本が選び方に触れていますが、書かれている軸はほぼ同じです。ここでは重複を承知で並べたうえで、あまり書かれていない2つを足します。

型が確立されているか

担当者個人の経験だけで進む会社と、社内に手順が共有されている会社があります。前者は当たれば強いですが、担当が変わると再現しません。提案の場で「これは御社の型ですか、担当者の経験ですか」と聞くと、はっきりします。

会社名ではなく、担当するコンサルタントで見る

実際に手を動かす人が誰かを、契約前に確認してください。提案に来た人と、始まってから来る人が違うことは珍しくありません。担当者の過去の担当領域と、いま同時に何本持っているかを聞くのが実務では効きます。

実行まで並走するか、資料で終わるか

契約の終わりが「報告書の提出」なのか「事業が動き出すこと」なのかを見ます。前者が悪いわけではなく、判断材料が欲しいなら正しい選択です。ただし実行まで期待していたのに前者だった場合、最も高くつきます。契約書の成果物欄を見れば分かります。

事業の成果をゴールに置いているか

提案を聞く時、話の中心が「何を納品するか」なのか「事業がどうなるか」なのかを聞き分けてください。前者に寄っている会社は、納品した時点で仕事が終わります。それ自体は契約通りですが、事業が動くかどうかとは別の話です。

短期で試せる契約があるか

いきなり年間契約を結ばず、1〜2ヶ月の小さい単位で試せるかを聞いてください。相性は資料では分かりません。試せる形を持っていない会社は、それ自体が判断材料になります。

期待値とKPIを、契約前に合意できているか

「成功とは何か」を、契約前に文字にしておいてください。発注側は事業が立ち上がることを、受注側は計画が完成することを成功だと思っている、というズレが最も多い失敗です。数字でなくても構わないので、終わった時にどうなっていれば成功かを一文で書いて、双方が同じものを見ているか確かめます。

契約が終わったあと、自社だけで回せるか

外部が抜けた瞬間に止まる状態を作らないでください。そのためには、契約中に自社の誰がどの工程を引き取るかを決めて、実際にやらせておく必要があります。「引き継ぎ資料をもらう」では回りません。資料を読んでも、判断はできるようにならないからです。契約の設計段階で、内製化を前提に関与の深さを決めている会社かどうかを見てください。

依頼する前に、社内で決めておくこと

予算の上限、決裁の道筋、専任で入れる人、譲れない制約条件、そして撤退の条件。この5つを決めずに依頼すると、最初の1〜2ヶ月がその整理に消えます。外部の時間を使って社内調整をすることになるので、いちばん高い使い方になります。

コンサル選びで失敗するとき、何が起きているか

失敗は「悪い会社に当たった」形ではあまり起きません。多くは、噛み合わせがずれたまま進んだ結果です。

資料は増えたが、決めていない

調査も分析も揃っているのに、何も決まっていない状態です。原因は成果物の定義が「資料」になっていることで、資料を出せば契約は履行されます。防ぐには、成果物を「決定」にしておきます。誰が何をいつまでに決めるかを、契約の成果物として書きます。

期待値がズレたまま契約が進む

発注側は実行支援を、受注側は戦略立案を想定している、という食い違いです。提案書には両方それらしく書いてあるので、契約時点では気づけません。キックオフで「3ヶ月後に何ができていれば成功か」を双方が別々に書いて突き合わせると、その場で分かります。

担当が変わって、文脈が消える

途中で担当者が交代し、それまでの経緯が引き継がれず、同じ議論を最初からやり直すことになる状態です。防ぐ側の手も限られますが、議事と決定の記録を発注側が持っておくと被害が小さくなります。記録を受注側にだけ持たせないでください。

内製化されないまま、契約だけ延びる

事業は進んでいるのに、自社の誰も判断できないままになっている状態です。外部が抜けられなくなり、費用が続きます。受注側にとっては売上が続くので、放っておくと止まりません。契約の更新時に「今回で何を引き取るか」を必ず1つ決めるのが、実務では有効です。

業界別に、詰まる場所が違う

同じ新規事業でも、止まる場所は業界によってかなり違います。検索上位15本のうち、業界別に分けているのは1本だけでした。

製造業:既存技術の事業化

【一次情報が要る仮置き】技術は既にあるのに、それを欲しい顧客が誰なのかが決まらない、という形で止まりがちです。技術起点で始まるため「使えるはずの用途」が多すぎて絞れません。最初に絞るべきなのは技術の用途ではなく、いま実際に金を払って別の方法で解決している人です。ARCHECOに製造業の実績があれば、詰まった場所を具体で入れてください。無い場合はこの見出しごと落とすか、一般論と明示してください。

SaaS・IT:PMF検証

【一次情報が要る仮置き】作る力はあるので、動くものはすぐ出ます。止まるのは、使われているのかどうかの判定です。無料で配れば人は来るので、来た数を見ていると判断を誤ります。見るべきは、使い続けているか、そして金を払うと言ったかの2点です。ARCHECOの実績(ohbag等)から、どこで判定を誤りかけたかを入れられると強くなります。

金融・小売:規制とレガシーを抱えた新規事業

【一次情報が要る仮置き】作る前に通す関門が多く、検証の速度が構造的に落ちます。ここで効くのは、規制の外側で確かめられる部分を切り出して先に確かめることです。全部を本番同等で作ってから確認に回すと、外した時の損が最大になります。ARCHECOに該当実績があれば具体で、無ければこの見出しを落としてください。

うまくいかない原因は、コンサルの外にあることが多い

ここまでは新規事業コンサルの選び方を書いてきました。ただ、実際に大企業の新規事業が止まる場所は、選び方の手前にあります。

主力人材は、売上が立っている側に置かれる

企業はいま売上のある事業に主力を置きます。判断としては正しいのですが、その結果、新規事業には二番手の人員と少ない頭数が割り当てられます。どのコンサルを選んでも、社内側の体制がこの形のままなら、結果はかなりの部分が先に決まってしまいます。

予算という制度が、そのまま足枷になる

新規事業は、何回試せるかで結果が変わります。ところが年度予算は、使い切ることと計画通りであることを求めます。試行回数を増やす動きと、制度が求める動きが逆を向いています。ここを変えずにコンサルだけ入れても、検証回数は増えません。

説明する相手が、新規事業の素人である

決裁する側が新規事業の経験を持っていない場合、説明のコストが跳ね上がります。作るのに3日で済むものを、通すのに何ヶ月もかかる、という逆転が起きます。この場合に効くのは、良い資料を作ることではなく、決裁の単位を小さく刻むことです。

コンサルの収益が、事業の成功と逆を向いている

検索結果の上位15本を調べましたが、この論点を書いているページは1本もありませんでした。コンサル会社にとっての成功は、高い単価で、少ない労働力で、長く売上が立つことです。その行動原理のまま新規事業をやると、3ヶ月で終わる仕事が12ヶ月に伸びます。悪意ではなく、収益構造がそうなっています。だから発注側が見るべきなのは提案の質ではなく、その会社の収益がどこから出ているかです。契約の形で、この向きを変えられる場合があります。

NEWS & BLOG

関連記事

SOLUTIONS

関連ソリューション

このサービスで使う開発手法・契約モデル・技術方式です。

FAQ

よくある質問

ご相談の前によくいただく質問です。解決しない点はお気軽にお問い合わせください。

01

QUESTION

新規事業コンサルとは何ですか?

企業が新しい事業を立ち上げる過程を、外部から支援する仕事です。ただし中身は会社によって別物で、意思決定の材料を作って渡すところまでが仕事の会社と、作るところまで一緒にやる会社があります。前者の納品物は調査結果と事業計画で、実装は別会社に頼むことになります。いま自社に足りないのが「判断材料」なのか「手を動かす人」なのかで、選ぶ相手が変わります。

02

QUESTION

新規事業コンサルの費用はいくらですか?

金額そのものより、金額を動かしている変数を見たほうが比較できます。確かめたい仮説がいくつあるか、作るものにどこまでの完成度を求めるか、どこまで伴走するか。この3つでほぼ決まります。とくに2つ目が効き、検証のためのMVPとそのまま顧客に出せるプロダクトでは必要な工数が桁で変わります。見積もりを比べる前に、自社側で範囲の条件を書いて渡すのが一番早い方法です。

03

QUESTION

コンサルが嫌われる理由は何ですか?

収益構造が事業の成功と逆を向いているためです。コンサル会社にとっての成功は、高い単価で、少ない労働力で、長く売上が立つこと。その行動原理のまま新規事業をやると、3か月で終わる仕事が12か月に伸びます。悪意ではなく構造です。だから発注側が見るべきなのは提案の質ではなく、その会社の収益がどこから出ているかで、契約の形によってはこの向きを変えられます。

04

QUESTION

新規事業コンサルと、受託中心のUX/開発会社は、何が違うのですか?

受託中心の会社は、決まった要件を形にして納品したら契約は終わります。ARCHECOは新規事業コンサルとして、仮説設計・MVP/PoC開発・市場投入・グロースまでを同じチームで伴走し、契約モデルも受託からプロフィットシェアまで事業フェーズに応じて選べます。「作って終わり」にしない立ち位置そのものが違いです。

05

QUESTION

新規事業コンサルやMVP/PoC開発の費用は、どのくらいかかりますか?

検証したい仮説の数や、MVPに求める完成度によって変わるため、定額では提示していません。まずは無料の新規事業診断で、いまの構想がどこで止まりそうかを見立て、次に確かめるべきことと概算費用をお出しします。

06

QUESTION

アイデアがまだ固まっていない段階でも相談できますか?

その段階からのほうが向いています。固めてから作ると、外したときの損が大きくなるからです。まず「誰のどの困りごとか」を1つに絞り、作る前に需要を測るところから入ります。構想を精緻にする作業には時間を使いません。

07

QUESTION

PoCで終わらせないために、何が必要ですか?

本番化の判断基準を、作る前に決めておくことです。「何がどうなったら進める・やめる」を先に合意しておかないと、動くものができた後で議論が振り出しに戻ります。加えて、稟議で通る形(どの科目で、誰の決裁で出すか)を逆算しておくことも実務では効きます。

Plans

ARCHECOの契約モデル

受託開発(1年以内のカスタム開発)、代理出産型プロフィットシェア(ARCHECOが事業運営を主導、無償保証・サービス譲渡確約付き、2〜3年計画)、ジョイントベンチャー(双方が資本出資し事業体を共同設立、2〜3年計画)、スウェットエクイティ(労働力を株式として投下)。事業フェーズとリスク許容度に合わせて、最適な契約形態を設計します。どの契約を選んでも、事業を当てることへのこだわりは変わりません。

Plan 01

Customize Development

カスタマイズ開発受託

お好みのスタイルを何なりと

ARCHECOのソリューションライブラリと自律型AI開発エージェントを活用し、1年以内でカスタムシステムを構築・納品します。AI戦略策定からAgentic RAG構築、業務特化型プライベートSaaS開発、UX/UIデザインまで、事業に必要な全工程を一気通貫で実行します。

Plan 02

Surrogacy

代理出産

産みの苦しみ、請け負います

ARCHECOが事業の企画・開発・運営を主導し、2〜3年計画で事業を立ち上げます。無償保証、サービス譲渡確約、採用代行を含むリスク軽減策をセットで提示。事業が黒字化して初めてARCHECOの収益が発生するプロフィットシェア構造により、全員が事業の成功だけに集中します。

Plan 03

Joint Venture

ジョイントベンチャー

新たなお仕事ご一緒に

クライアント様とARCHECOが資本を出し合い、新たな事業体を共同設立します。双方からの人材出向・採用により、独立した組織として事業を推進。既存事業のルールや予算制度に縛られない「出島」として機能し、スタートアップと同等のスピードと柔軟性で意思決定を行います。

無料の新規事業診断

いまの構想が、どこで止まりそうかを無料で診断します。市場性の評価ではなく、「次の1手で何を確かめるべきか」を具体的にお返しします。

※弊社のリソース状況によってはお受け出来ないことがございます。