Client Work
昨今、アパレル企業は”デジタルトランスフォーメーション”という大きな課題に取り組んでいる。特に、店舗を抱えるアパレル事業者は、オフラインである店頭での接客力をどのようにオンラインに生かすかを模索している。また、ミレニアル世代/ミニマリストという従来とは違った思考を持つユーザの出現により、パラダイムシフトが生じ、所有という概念を越えた新たな消費活動のあり方が問われている。これらの”変化”に適応するため、百貨店最大手の三越伊勢丹と、SI最大手の富士通と、UX最先端のARCHECOがタッグを組み事業共創に取り組みました。


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富士通様よりアパレルのシェアリングサービスを立ち上げたいという命題をいただき、商材となる洋服を富士通アセットとして保有していないため、アパレル事業者を巻き込むB2B2Cのビジネスモデルを構想しどのようにアパレル事業者と協業するかビジネス戦略を検討した。そして、アパレル事業者自体ではなく、アパレル事業者に対して高い影響力を持つ百貨店を中心にビジネス開発を実行した。
事業戦略モデル
PL計画
レンタルという方式は、新品の在庫を中古にし、商品の資産価値を大幅に低減するリスクが内存している。そのリスクに対し、サービス1サイクルでどのような収益を産み、数回のレンタルを通じてどのように黒字化するかサービスの循環性を検討した。また、”所有するより借りた方が良い” というユーザの意思決定の必然性を探り、その機会が自然なコンテクストでユーザに提供されるようサービスを設計した。
UXシーケンスモデル
将来的に、複数社のアパレル事業者を開拓して事業を展開できるようなスケーラビリティを持ったシステムをアーキテクトし、システム要件・仕様を定義した。また、デザイン要件定義に関しては、モックアップを作成し、三越伊勢丹様と3社でモックアップを用いてロールプレイングを行い、接客の観点・実装の観点・デザインの観点・ビジネスの観点など様々な観点から改善案を抽出し仕様へと落とし込んだ。
要件定義書
仕様書
シードモックに基づき、表現したいブランドイメージをそのまま製品版のUIデザインへ搭載した。また、シードモックに反映されている仕様をそのまま再現できるシステムの構築を目指し開発に取り組んだ。また、限られた在庫をいかに効率的にレンタルさせるかを定義し、100分岐以上のロジックを予約システムに搭載し自動的に在庫管理ができる仕組みを開発した。さらに、富士通様の品質基準と開発スピードのギャップを埋めるための意識合わせを行いアジャイルとウォーターホールのハイブリッドな開発プロセスを確立した。また、富士通様の品質基準を満たすためにテストケースを洗い出しテストフローを確立した。