デプスインタビューとは、対象者1人に深く聞いて行動の背景を掘り下げる定性調査です。訪日客向けの荷物配送サービスを題材に、教科書どおりにインタビューを設計して、そのとおりに作って、1件も売れなかったところから話を始めます。原因は聞き方ではなく、買わない理由の多くが本人にも見えない状況に埋まっていることでした。聞いて分かることと置かないと分からないことの線引きと、調査設計シートを置きます。
準委任契約とは?請負との違い・2つの類型と契約時の注意点
準委任契約とは、成果物の完成ではなく業務の遂行そのものを引き受ける契約です。請負との違いは完成責任の有無ですが、実務ではこの二択で選んだあとに揉めます。業務システムの外注を題材に、教科書どおりに選んで、途中で仕様が変わって行き詰まるまでを追います。二択が前提にしていたのは工数とコストの比例で、そこが崩れると選択肢は5段階に増えます。選定シートをそのまま置きます。
業務フローの書き方|7ステップと記号・粒度の決め方
業務フローとは、仕事がどの順番で誰の手を通って進むかを表したものです。中古車販売の査定から納車までを題材に、教科書どおりのフロー図を描いて、それでも改善点が見つからないところまでを追います。図に足りなかったのは、量と待ち時間でした。工程の速さではなく、受け渡しでどれだけ情報が欠けているかを測ると、手を入れる場所が変わります。そのまま埋められる2枚の表を置きます。
両利きの経営とは|知の深化と探索・3つの型・成功の4要件と事例
両利きの経営とは、既存事業の深化と新規事業の探索を、同じ会社が同時にやる経営です。住宅設備メーカーが社長直轄の探索組織を切り出して、半年で検証が1本も終わらなかったところから話を始めます。止めていたのは既存部門の抵抗ではなく、協力しても自部門の数字が1ミリも上がらない目標設計でした。組織図を変えずに動き出すまでを、切るものとつなぐものの仕分け表まで含めて置きます。
稟議書の書き方|基本構成・例文と、決裁との違い
稟議書とは、社内で決裁を得るために回す申請文書です。全社に生成AIツールを入れる稟議を題材に、教科書どおりに書いて差し戻され、中身を変えずに通るまでを追います。決裁者が見ていたのは企画の良し悪しではなく、その支出がどの科目に載るかでした。資産計上と経費計上では承認の階層も所要時間も違う。同じAI導入でも構成次第で科目が変わるところまで、そのまま使える確認シートで置きます。
一次情報とは?二次情報・三次情報との違いと集め方5つ
前後編の後編です。前編では「制約から設計する」経験の希少さを扱いました。ここでは同じ話を、AIの側から裏返します。
一次情報とは、自分が直接、または当事者から得た、加工されていない情…
チャットボットの作り方|4つの手段と7ステップ・選び方の基準
チャットボットの作り方の話をする前に、そのチャットボットを組み込みたかったサービスの話から始めます。ここを飛ばすと、あとの話が全部ぼやけるからです。
一言で言うと、ホテルに泊まっている旅行者が、…
ナレッジ共有とは?進め方6ステップと定着しない3つの理由
社内GPT・RAGを作ったのに使われない――その原因は、実は検索精度ではありません。「マニュアルより、あの先輩に聞いたほうが早い」。人がそう動く理由から、使われるRAGの作り方までを、一つのプロジェクトを追いかけて書きました。
生成AIのセキュリティ|入力・出力・悪用のリスクと7つの対策
実家の母は、毎晩「戸締まりした」と言っていました。
玄関は厳重でした。鍵が2つ付いていて、チェーンがありました。その家には、もうひとつルールがありました。「勝手口から外に出ないで」。家族は、わり…
RAGとは|検索・拡張・生成の3フェーズと仕組み、ファインチューニングとの違い
念のため、まず一行だけ。RAGとは、社内の文書やデータをAIに検索させ、その検索結果を根拠にAIに答えさせる仕組みのことです。「AIに社内の知識を持たせる」ときの、いまの定番のやり方だと思ってください…
AI機能を“足す”ほどプロダクトは使われなくなる ― 機能の数と価値は比例しない
競合に追いつこうとAI機能を足したのに、なぜかプロダクトが使われなくなる――その逆説を、実家のテレビのリモコンの話から、足し算ではなく引き算のAIプロダクト開発まで、ゆるっと書きました。AI機能の数と、プロダクトの価値は比例しないのです。