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須斉「ではこれだけのお釣りを、今度は実際に【店員が会計して渡す】時の状況も、テストしてみましょう!

三宅さんが店員になったつもりで、この会計アプリの入力内容に従って、
【お客さんに渡すお釣りを手にとる】という単純な動作を、今からやってみてもらえますか?
では、スタート!」

三宅「・・・う。」

須斉「何か、気づくことはありますか?」

三宅「お釣りを数えることが、思いのほか手間取りますね・・・。
普通の会計なら、お釣りの内訳も一瞬でイメージがつきますけど。アプリを使う会計だと、必要なお釣りの枚数をスマホで確認しつつ、小銭を数えなくちゃいけなくって。」

須斉「スマホと手元に交互に目をやっているのが、なかなか大変そうに見えましたね。」

三宅「・・・まあでも、耐えられないほどキツくはないです!」

須斉「なるほど。では、さらにテストを続けますよ!

このアプリを使った会計を、今から【5分間、繰り返して】もらえますか?
では、スタート!」

須斉「(ピッ!)5分経過です!続けてみて、どうでしたか?」

三宅「・・・かなり、疲れました。
スマホ画面も小さいし、釣り銭の枚数も多いから、数え間違えないように神経を使って・・・。
正直5回繰り返したぐらいから、だんだんイライラしてきちゃいました・・・。」

須斉「こんな簡単なテストでも、やって初めて気がつくことがありますよね。
サービスのユーザーを想定して、実際に製品を試して貰うことを【ユーザーテスト】と言いますが、
その重要性を感じてもらえましたか?

今のテストでわかったことは、三宅さんは、このアプリの導入によって【会計人数が削減される】という、物理的な効果は想定できていましたが、
店員がアプリでお釣りを確認する時の【認知ストレス】や、【連続利用によるストレス】までは、考えられていなかったということです。」

三宅「そうですね・・・。頭の中でイメージして、それでうまくいった気になっていました。」

須斉「実際にサービスを運用した時に、全てがイメージ通りにいくのか?必ずテストをして確認してみることをオススメします。

ちなみに今三宅さんにやってもらったのは、会計時の店員の動作に限った部分的なテストでしたが、
本来であれば、そのサービスを体験する一連の流れに沿って、ユーザーがストレスを感じるポイント(※ARCHECOでは【ペインポイント】と呼びます)が無いか、入念にチェックします。

サービスの【体験シナリオ】や、【ペルソナ(最も象徴的なユーザーモデル)】が複数いる場合には、
ユーザーテストも複数回行い、各ストーリーのペインポイントを徹底して洗い出すんですよ。」

三宅「そんなに・・・。アプリを作るにも、すごく色んなことをやらなきゃいけないんですね。」

須斉「・・・その通りです!
根本のサービス設計が如何に重要かはお話ししましたが、最終的に製品をリリースするまでに、やるべき事は、実はユーザーテスト以外にもまだまだ存在します。

アプリ一つとっても、クライアントのニーズに応え、多くのユーザーが価値を感じるようなサービスを生み出すということは、決して甘いことではありません!!」

三宅「・・・なんだか、アプリを作ること、そもそもサービスを作るってことを、自分がいかに軽く考えていたかが分かりました。
デザインさえよくなれば、全部うまくいくんだって思ってたけど、それ以前の問題だったんですね。
ちょっと、自信が崩壊しました。。。」

須斉「お帰りに・・・なりますか?」

三宅「・・・待って下さい。僕、改めてアプリの作り方、そもそものサービスの作り方を学びたいです!

須斉さん、僕に、指導をしてくれませんか?!」

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須斉「いいでしょう。やはり三宅さんは、普通の高校生ではないようですね。」

須斉「それでは・・・お見積もりをお出ししますね?」

kim「こっ、高校生からお金をぶん取る気かーーーー?!!!

やはり鬼・・・血も涙もねええええ!!!!!」
(※ もはや、最後に叫ぶためだけに存在しています。広報kimです。)

→→→次回!ついに新たな展開!【現役高校生×ARCHECOのアプリ制作がついにスタート!!!】 

近日公開予定です!!★お楽しみに〜