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〜前回までのあらすじ〜
原宿のデザイン会社ARCHECOに、突然アプリを売り込みに来た謎の高校生、三宅君!
迎え撃つのは、デザインの鬼こと、代表の須斎。
どうなるARCHECO?!どうなる三宅少年ーーーー!!!
三宅「僕が作ったのは、集団でのお会計をスムーズにするアプリです!
思いついたきっかけは、友人4人とサイゼリヤに行ったことなんですけど。」

三宅「食事を済ませてお会計の時になり、
僕らは別々にお釣りを貰いたかったので、全員でレジの列に並んだんです。
そしたら、精算にすごく時間がかかっちゃって、他のお客さんも待たせてしまいました。」
三宅「それで、一度に会計できて、かつグループ全員分のお釣りを正確に受け取れる。そんな便利アプリがあればと思ったんです!」

須斎「ご自身の体験を元にアプリを作ってみようと思ったんですね。是非、実物を見せてもらえますか?」
三宅「はい!まずはこれが、手書きしたアプリの設計図です。」
三宅「この設計図をネットで見つけた業者に送って、最終的に完成したアプリがこれです!」
三宅「普通、グループで一度に会計をすれば、お釣りもまとまった金額しか表示されません。
このアプリでは、一人一人の支払い額と注文に応じて、個別に釣り銭とお札の枚数がカウントされます。
店員さんは画面を見て、グループ内で分配できるだけの、お釣りの合計枚数を返せばOKです!」
須斎「・・・なるほど。ちなみに、アプリの中身を作ろうとする前に、他に考えたことはありますか?」
三宅「もちろんです!どうせアプリを作るなら、実際にファミレスなどのお店にも売り込めるように、
ビジネス的にも価値があるものにしたいと思いました。
それで自分なりに勉強して、“ビジネスモデルキャンバス”と“カスタマージャーニーマップ”を作りました。」
●ビジネスモデルキャンバス
※「ビジネスモデルキャンバス」とは?
ビジネスモデルを9つの要素に分類してA4用紙1枚にまとめたもの。
ビジネスの構造を可視化し、それぞれの繋がりを分析する代表的な方法。
●カスタマージャーニーマップ
※「カスタマージャーニーマップ」とは?
顧客がサービスを利用する際の一連の行動を旅(ジャーニー)に見立て、
ポイントごとに顧客の感情・思考・抱える課題を洗い出したもの。
【三宅さんが現物をお持ちじゃなかったので、これらはお話を元に書き起こしています】
須斎「ここまで自分で作ったというのは、すごいですね。」
三宅「ありがとうございます!このおかげで思考を整理できて、このアプリがビジネス的にも成功することがわかったんです。」
須斎「それで今日は、このアプリのデザインを改良したくて、ARCHECOにいらっしゃったんですか?」
三宅「はい!正直、いいアプリだと思っていますし、これで会計に並ぶ客の列が減れば、お店を経営する側も楽になるじゃないですか?
だけど、このアプリをお店に使って欲しいといっても、なかなか相手にしてもらえなくて・・・。
サイゼリヤにも連絡しましたが、『また後日連絡します』と言われたっきりで、音沙汰がないんです。
きっとデザインを良くすれば、反応も変わるんじゃないかと思って!」
三宅「どうですか?!是非、デザインを良くして欲しいのですが。お願いします!!!」

・・・あ、熱い、熱すぎるぞMIYAKE少年!!
てか高校生でアプリ考えちゃうって、貴方、天才ですかーーーー?!
(注※ 広報kimの心の声です)
私だって高校時代、それなりに考えることはあったけど
「学食といったらカレー、でもたまにはうどんもアリだよね?」とか
「KinkiKidsといったら剛、でもたまには光一もアリだよね?」とか
色々と考えてはいましたが、なんだか落差がすごいよ・・・(遠い目)
「・・・。」
完全にノックアウトされたkimを尻目に
鬼の須斎は、何やら押し黙っている模様。
な、何を考えているのだ!?
ポチッ
おもむろに、【額の鬼スイッチ】を、押したーーーーー!!!!!!!!
kim「キターーーーーーーーー!!!!!!!(汗)」