こんにちは。
お久しぶりです。インターンの中嶋です。

突然ですが、

カリスマになりたい!

って思ったことはありますか?

きっと誰もが人生において、一度はこのように思ったことがあると思います。

私も小さい頃は雑誌に出ているカリスマモデルに憧れてました。(遠い目)

カリスマモデルやカリスマアーティスト、カリスマ経営者など、世の中には様々なカリスマたちがいますよね。

そのような「〇〇さんてすごいよね!やっぱりあの人にしかできない!」
と言われているカリスマたちが世の中には存在しますが、彼らは果たして

『初めから”カリスマ”と呼ばれていたのか?』

同時にこの仮説が正しければ、実は誰でもカリスマの素質を持っていて、その素質に気づいていないだけなのでは?

ということで、昨年11月のARCHECOデザイン研修旅行にて、この仮説を検証するためのワークショップを行いました。
「改めて自分の強みを見つける事ができた!」
「漠然としか認識していなかった自分の特性を言語化することができた。」
など社内でも高評価だったワークショップになりましたので、
このシリーズでは、

Part1「カリスマと呼ばれている人を検証してみた。」
Part2「身の程を知る。」
Part3「ついにあなたもカリスマに。」

の3つのパートに分けてこのワークショップの内容をご紹介していきたいと思います。

このワークショップによって、自分の持つ「カリスマの素質」が見つかるかもしれません!
とても濃い内容になっているので、Part1〜3に分けて説明しますね。
今回は、カリスマの定義から、検証、仮説までをお話しします。

今回のワークショップでのカリスマの定義

はじめに、世間一般的にカリスマとはどんな人を指すのかを調べてみました。

カリスマ(ギリシア語: Χάρισμα、ドイツ語: Charisma)とは、
預言者・呪術師・英雄などに見られる超自然的・または常人を超える資質のことを指す。
もとは、キリスト教用語として、『新約聖書』において、神からの天与の賜物の意味で用いられた言葉である。
この資質を持つ者による支配を、ドイツの社会学者マックス・ヴェーバーは「カリスマ的支配」と呼び、支配の三類型の一つとした。

Wikipediaより引用

とありますが、今回のワークショップでは、

「あるコミュニティにおいて、その人にしかできないことを持っている人」

をカリスマの定義として進めていきます。

カリスマを検証してみよう!

早速、カリスマと呼ばれている人を検証してみます。
今回検証するのは、

某音楽レーベル創業者 M氏(現CEO)

です。

M氏は学生時代、レンタルレコード店でアルバイトを始めます。
アルバイトを始めてほどなく、お店のオーナーから「君の好きなようにやっていいよ。」と、
商品の仕入れを含め、お店を任されることになりました。
M氏は早速、自身も大好きな洋楽のレコードを仕入れ、店頭に並べていきます。
しかし、ここで大きな1つの問題と直面することになります。

問題「利益がなかなかでない...」

“お店”という業態が利益を生み出すには、当然仕入額以上の売上を出さなければなりません。
一度の購入で利益が生まれるレコード販売とは違い、レンタルレコード店の場合、1商品に対して複数回の貸し出しができている必要があります。
そこで、M氏はこの問題を解決するためにいくつかの課題を掲げ、その課題を達成させるための行動を起こしました。

課題①「多くの人にレコード(商品)の魅力を知ってもらう」
課題②「商品を1円でも安く仕入れる」
(※他にもあると思いますが、今回はこの2つにします。)

さて、ここでみなさんも考えてみてください。
もしみなさんならどうやってこの課題を解決しますか?

M氏がとった解決手段のほんの一部をご紹介させていただきます。

【課題①の解決手段】

手書きのPOPを商品と一緒に棚に並べる

一部の若者だけが熱狂している音楽レコード1枚で利益を出すためには、その商品の魅力をたくさんの人に伝える必要があったM氏は、自分の感性を生かしたコメントを紙に書いて、

レンタルレコード店としては初の商品POPをつくり、”商品を借りてもらうための情報発信”を行った

のです。
今ではどこのお店でも見かける「手書きPOP」ですが、当時は当たり前ではなかったんです。

結果、売上は順調に伸び、他店もM氏をマネようとします。
しかし、お客さんが手にとっていくのはM氏が書いたPOPのついた商品ばかりだったそうで、
M氏は他店からPOPを作って欲しいと依頼されるまでになるのでした。

【課題②の解決手段】

STEP1.大量に購入することで、レコード店に値引きの交渉をした。
STEP2.レコード店に商品を卸している業者を調べ、卸から直接商品を仕入れた。
STEP3.レコードメーカーを調べ、メーカーから直接仕入れた。

扱っていたレコードは洋楽なので、当然海外との仕入れ交渉になります。
渡航費もかかれば、言葉の問題もある、、、
しかしM氏は1円でも商品を安く仕入れるために、海外のレコードメーカーとの輸入交渉をするしかなかったのです。

結果、海外のレコードメーカーからの直輸入販売を実現させ、M氏はお店の売上も利益もどんどん伸ばしていきます。
レコードメーカーからしてみれば、自分たちの視界に入っていなかった日本という市場で売上を上げてくれるM氏は得体のしれない良客でした。
ここでM氏はメーカーから「原盤の権利を持たないか?」という提案を受けます。
M氏はレコードメーカーをやるつもりはなかったのですが、

「商品を仕入れる」>「商品を自分たちで作る」

という究極のコストカットを可能にさせるこの提案を受け入れ、日本でレコードを製造販売するためのレーベルを立ち上げます。
その後M氏は、そのレーベルからたくさんのヒットを生み出すカリスマプロデューサーと呼ばれるようになっていくのでした。

カリスマM氏の検証まとめ

以上のストーリーから3つのキーポイントを導き出しました。


カリスマになるための仮説

3つのキーポイントから導き出した、カリスマになるための仮説。

この仮説が正しければ、「もしかして自分もカリスマの素質を持っているかも!」と思いますよね。

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今回は、カリスマを改めて定義し、M氏のストーリーを基に、カリスマになるための仮説を立ててみました。
次回のPart2からは、この仮説が正しいのかを検証するために、ARCHECOが研修旅行で行ったワークショップの流れに沿って、ARCHECOのメンバーがカリスマになれるかどうかを、そのやり方と合わせてご紹介していきます。
さて、あなたにはどのような「カリスマの素質」が眠っているのでしょうか!
ワクワクしながら待っててくださいね〜。