
昔の正義が、今の足かせになる——手放したい「こだわり」の話
『3人本音会議』のテーマは「今日から捨てたいこだわり」。
全部自分でやりたい、完璧にしてから出したい、AIには頼りたくない——昔は強みだった美学が、今は成長の足かせになっていないか。
熊澤さん・山田さん・五十嵐さんが、それぞれが手放そうとしている“こだわり”を本音でさらけ出します。
「全部自分でやる」が、いつのまにか足かせに
山田さんのこだわりは「何でも自分でやりたくなる」こと。手触り感や、人と一緒に物事を起こす感覚が好きで、実現していく過程を自分の目で見たい。けれど大きなことをやろうとすれば、組織を作って人に任せ、現場から離れていかざるを得ません。
熊澤さんも「全部自分でやるのがプロフェッショナルだ」と思っていた一人。デザインもコンサルもやる——その立場のままでは数もこなせず、マルチタスクも回らなくなる。プライドが邪魔をしていると認めます。
完璧主義は「学校教育が生んだモンスター」
五十嵐さんが挙げたのは“完璧主義”。資料を必ず完璧にしてから出したくなるが、後から直すほうが大変——70〜80%で全体を整え、フィードバックをもらって微調整するほうが圧倒的に楽だと、アルチェコで働いて気づいたと言います。
「完璧と効率を求める、タイパ・コスパ主義のZ世代」と笑いつつ、社会では最初から100点満点の解は出ない。完璧主義ゆえに一つのことしか見えなくなり、視野が狭まる落とし穴も語られます。
「AIに頼らない」というこだわりを捨てる
資料作りに強いこだわりを持つ熊澤さんは、フォントの級数も色も絞る——という美学を持つがゆえに、AIが作った余白やアイコンが気になってしまう。けれど「そこに時間をかけるよりAIに任せて、別のことに集中するほうがいい」と、頼らないこだわりを手放そうとしています。
コミュニケーションを大事にする五十嵐さんも、メールの返信は自分で考えないと気持ちが伝わらないと思っていたが、「普段のやり取りはAIでいい」と割り切り始めた。
正義だと思っていたルールも、時代と自分の成長とともに変わる。一つの深みを掘ることも大事だが、真逆の場所へ飛び、理解できないものを理解しようと試みる——その発想こそがスケールと新規性につながる、と3人は結論づけます。
ポイントは3つ。①そのこだわりが成長の足かせになっていないか振り返る、②抵抗があってもまずAIを柔軟に使ってみる、③……完璧主義はもう手放す。
あなたが今日から捨てたい「こだわり」は何ですか。ぜひ本編をご覧ください。
ARC channel
アークチャンネルは、新規事業開発の実践者たちが好き勝手喋るVTRの内容を、スタートアップスタジオの先輩社員の神谷と、大学生インターンの五十嵐が
ゆるく、まじめに掘り下げていくトーク番組です。
・大企業特有の「新規事業の闇」
・スタートアップの人材採用や育成の舞台裏
・AI時代ならではの企画ノウハウ
など、『そこまで言っていいんかい!』な新規事業のリアルに切り込みます。