大手旅行代理店のホテル+航空券の組み合わせプラン予約サイトのUX/UI改善

UXフェーズ

クライアントからターゲットのイメージをいただいていましたため、若い女性の旅行計画の発生タイミングから検索方法、検討期間の行動、決定から購入までのフローをインタビューと実際のアプリ操作を調査し、体験シナリオへ落とし込みました。ここでの発見は、様々なアプリを横断して行きたい場所リストを作成したり、金額の比較、アプリにおける操作性の重要性です。（ホテルのロケーションも重要でした。）また、SNSでいきたい場所リストを友達と頻繁にシェアしているという点も発見され、改善ポイントを多く抽出できました。

UIデザインフェーズ

ワイヤーフレーム検討おいて、予約手続きのフローは変更できないこともあり、この部分の実作業は抜け漏れ確認に使用する機能リストまでとしワイヤーフレーム作成工数を削減しました。また、クライアント側のバックエンド開発チームが画面設計を行うため、必要な画面のワイヤーフレームのみ作成を行い、大幅な工数削減を行いました。旅行商材の組み合わせ画面の設計は、他サービスを調査し直感的に理解できるUIを作成しました。そしてもっとも重要な検索結果一覧画面では情報量が多く煩雑になってしまうため、表示情報の優先順位付けを行い、アコーディオンなど使って一覧性を担保しつつ、コンバージョンを低下させないようにしました。 グランドデザインでは、ターゲットに合わせて複数パターンを提案しました。クライアントの大手旅行代理店は、国内でも有名な代理店であり、長年質の高いサービスをお客様に提供していましたため、少し高級感があって洗練されたデザインを提案させてもらいました。レスポンシブを意識し、スマホファーストを掲げ、スマホでの見え方を優先しつつ、PCでもきれいに見えるUIを表現しました。

開発フェーズ

大手旅行代理店様のユーザには様々なクラスタが存在する為、推奨対象モバイルやブラウザの数が多くテスト工数を多く要しました。そのため、他の部分で工数を削減しなければならず、開発着手前にコーディングルールを決め、2社の開発会社と分担してフロントエンド実装を進めました。最後に、全画面実装後、リファクタリング期間を設け運用・保守フェーズの工数削減を実現しました。