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サブスクリプション型ファンコミュニティサービスサイトのリニューアル

株式会社アミューズ 様

既存CMSと後発で導入した顧客管理システムの連携を踏まえた、新サービスにおけるUX/UI設計・開発支援

本プロジェクトは、15年前にガラケー対応のファンサービスとして提供されてきたプロダクトのリニューアル案件です。現時点ですでに数万人の会員はいるものの、提供されているコンテンツがリリース当初から大きく変わっていないことで、コンテンツ自体がトレンドに見合っていないことや、コロナの影響を受けてコンテンツ発信の制限により新規会員獲得にも影響を受けていることがクライアントの抱える主な問題としてあげられます。この間、時代とともに変化するユーザーニーズに対応するべく、動画配信等のサービスも別々に展開してきてはいましたが、リソース不足という大きな障壁が発生し、さらに後発で導入した顧客管理システムとの連携も未実装という打破していきたいとのことで弊社にご相談をいただきました。ARCHECOではこれらの問題に対し、既存プロダクトの改修及び統合を行うことでニーズへの最適化を実現することは前提とした上で、時代の変化に柔軟に対応しやすいプロダクトであることをテーマとし、既存顧客のスムーズな新サービスへの移行、運用開始後のリソース不足の解消、手戻りリスクを最小限に抑えた効率性の高い開発プロジェクトのプロセスとは何かにフォーカスを当てて、本リニューアルプロジェクトに取り組みました。

SOLUTIONS
FLOW

  1. Step
    01

    現状把握と新サービスにおける要求事項の明示

    取り掛かりとしてAs isのサービス提供フローを把握するため、デジタルコンテンツサービスと動画配信サービスの二つの既存プロダクトに対し、リバースモデリングの手法を用いて、どのような機能でコンテンツが提供されているかを顕在化させていきました。その上で、新サービスサイト開発における既存CMSの活用方針や顧客管理システムの連携方針を、外部パートナーを含めたプロジェクトメンバー全員で共有しながら制約事項を明確にし、ターゲットインサイトと既存コンテンツのマッチング度合いを精緻化していきました。これによって実現可能性の高い新機能の要求事項を言語化しながら、To Beのサイト要件として定義していきました。

    Output

    • 既存サービスサイト要件確認表
    • 暫定サイトマップ
  2. Step
    02

    企画・設計

    サイト要件を満たせるあるべき機能とは何か?を精緻化するため、新サービサイトにおける想定利用機能をリストアップし、各機能の利用シーケンスを設計していきました。これによって新たに顕在化された新機能や画面を暫定サイトマップに落とし込み、各画面の要件を言語化。設計段階では、理想的な利用体験を実現させるための機能アイデアと各画面要件を鑑みたワイヤーフレームをデザインし、制約事項や既存データベースの仕様を鑑みた、開発チーム、情報システムの担当者とのアクティブQAを行い、実現性の高い機能リストをアウトプットしていきました。また、並行して理想的なユーザー体験を実現しうるGUIとは何か?をプロジェクトメンバーで共有するため、グランドデザインをアウトプットし、スタイルガイドの基準を定義しました。

    Output

    • サイト利用シーケンス
    • ワイヤーフレーム
    • 機能リスト
    • グランドデザイン
  3. Step
    03

    UI設計

    ワイヤーフレーム、機能リストに対し、グランドデザインで定義された基準に基づいて、必要となるデザインパーツをスタイルガイドとして制作し、ワイヤーフレームと合わせてフロントエンド実装ベースでのデザイン確認を可能とし、サーバーサイドの開発を並行して進行させることで、開発効率を最大化させています。

    Output

    • スタイルガイド
    • フロントエンド実装におけるプログラムデータ(HTML / CSS / Javascript)
  4. Step
    04

    組み込みと検証

    実際に組み込みを行ったシステムの検証とFB対応を管理するため、BTSを活用し、起案されたすべての課題に対し、対応方針を定めてリリースまで運用をしていきます。ここで重要になってくるのが、対応方針の意思決定です。課題の起案者は、課題の発生経緯、あるべき姿、仕様変更の必要性、対応優先度を明確にした上で、各担当者に対して課題を起案することを制約事項とすることで、プロジェクトメンバー間での上下関係での判断を排除し、共通の目標を達成させていく同志としての判断を可能にする環境としました。これによって高い納得感と達成感を感じられるプロジェクトマネジメントを実現し、運用後の検証ポイントや想定される実際のユーザーのFBをプロジェクトメンバーで共有することが可能になりました。結果、リリース日にプロジェクトメンバー全員が、緊急対応のためにスタンバイしていましたが、大きな問題はなく新サービスとしてのリニューアルを実現させました。