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2026.07.31.FRI

AI時代のデザイナーは「作る」→「決める」へ。千葉工業大学の学生に伝えたこと

NewsEventTeam Member

ARCHECOのUI/UXディレクター・宮川が、
母校である千葉工業大学 知能メディア学科の学生に向けて、オンライン講義を行いました。

はじめまして、こんにちは!
広報の小松です。

中途入社して、はや数ヶ月...!

AIのこともデザインのこともまだ勉強中ですが、
ARCHECOで働く中で、少しずつ分かってきたことがあります。

AIをうまく使うには、その前に「何を作るか」「なぜ作るか」を考える力が必要だということです。

そんな私が「なるほど、そういうことか」と腑に落ちたのが、今回ご紹介する宮川の講義でした。

先日、宮川が千葉工業大学 知能メディア学科の学生に向けて、オンライン講義を行いました。

テーマは、「デザイナーは何をする人なのか? そして、これからどう変わるのか」。

ここで、宮川について少しだけ。

宮川は、今回の講義先である千葉工業大学の卒業生でもあります。
つまり今回は、母校の後輩に向けた講義でもありました。

ちなみに本人いわく、自称「ARCHECOの影の人間」。。。
これまで記事やブログ、SNSにもほとんど登場してきませんでした。

そんな“影の人”を、今回は思いきってご紹介したいと思います!

ARCHECO UI/UXディレクター 宮川。千葉工業大学大学院を卒業後、
デザインコンサルティング会社を経てARCHECOへ。

「デザイナー=画面を作る人」だと思っていました

正直に言うと、私は入社前まで、デザイナーを「画面をきれいに作る人」だと思っていました。

でも、宮川が講義で話していたのは、それだけではありません。

クライアントの「こうしたい」を整理して、「何を、なぜ作るのか」を考える。

考えたことを言葉にして伝え、エンジニアが実装できる状態まで設計する。

デザイナーは、見た目を整えるだけではなく、利用者の体験まで設計する人。

そう聞いて、私の中のデザイナー像がガラッと変わりました。

AIで変わったのは、「作る時間が減って、考える時間が増えた」こと

講義で特に印象的だったのが、AIによる仕事の変化です。

宮川自身、この2年で働き方が大きく変わったといいます。

ARCHECOでは、これまでの受託プロジェクトに加えて、

自分たちで、あるいは他社と共創しながら、新しい事業を立ち上げる取り組みを広げてきました。

宮川もそのひとつである、アスリート向けスポーツ栄養宅配食「FAM/FAMBOX」に関わり、
現在はデザインから実装、運営までを少人数で横断的に進めています。

その変化を支えているもののひとつが、AIです。

Figmaで画面を設計し、AIに言葉で指示を出す。生成されたコードを実機で確認し、ズレがあれば直して、また試す。

このループによって、以前は早くても1週間ほどかかっていた試作品が、今では数時間で形になることもあるそうです。

ただ、宮川が伝えたかったのは、単に「AIで速く作れるようになった」ということではありません。

作る時間が短くなった分、次のことを考える時間が増えたといいます。

  • 何を作るのか
  • なぜ作るのか
  • 誰のために作るのか

AIは、考えなくてよくするための道具ではなく、
もっと考えるために使うもの。宮川が伝えていたのは、そんな考え方でした。

宮川は、AI時代に起きているデザイナーの仕事の変化を、次のように整理しました。

AI時代に起きているデザイナーの仕事の変化。
「作る」から「決める」へ、仕事の重心が移っている。

ここでいう「決める」は、AIが出した案の中から、好きなものを選ぶことではありません。

誰のために作るのか。何を解決するのか。どんな世界観で届けるのか。細部まで抜かりなく仕上がっているか。

そうした問いに向き合い、最後の質を引き上げることです。

AIがある程度の形を出せる時代だからこそ、その先の質をどう高めるのか。そこには、人の経験や判断が必要になります。

AI時代でも、変わらない土台がある

講義の後半では、学生の皆さんに向けて、「今のうちに何を学ぶとよいか」が話されました。

挙げられていたのは、特別な技術ではありません。

  • 問い、言語化する力 ー 何を、なぜ作るのかを言葉にできる人ほど、AIにも的確な指示を出せる。
  • 協力してものを作る力 ー 人を理解し、チームで進めた経験は、一人では届かないところまで物事を進める力になる
  • 反復して質を上げる力 ー 試して、失敗して、直して、また試す。これは、AIと改善のループを回すことにもつながる。

ツールや仕事の進め方が変わっても、問いを立て、言葉にし、人と協力して、何度も試す。

こうした土台は、むしろAI時代にこそ効いてくる。そんな話でした。

講義のメッセージは、学生にどう届いたのか

講義の後、学生の皆さんから多くの感想が届きました。

AIによって仕事が変わることを受け止めたうえで、
「では、人は何を考えるべきなのか」「自分は今、何を学ぶべきなのか」
というところまで、書いてくれていました。

たとえば、こんな気づきが寄せられました。

講義を受けた学生の皆さんから寄せられた感想。

宮川が伝えたかったのは、「AIを使えば、すごいものが作れる」ということではありません。

作りはじめる一歩は軽くなった。だからこそ、人が問いを立て、考え、判断し、最後まで質を引き上げることが大切になる。

その考えが、学生の言葉の中に、ちゃんと届いていました。

まず、小さく作ってみよう

講義の最後に、宮川は学生の皆さんへこう伝えていました。

答えは今すぐ要らない。でも、まず小さく作ってみよう

作る中でしか、「好き」も「問い」も見つからない。

まずは手を動かしてみる。今は、その一歩を後押ししてくれるものもある。

そんなメッセージでした。

これは、学生だけに向けた言葉ではない気がします。

AIのこともデザインのことも、まだ勉強中の私ですが、なんだか少し背中を押された気がしました。

まずは小さく、私も手を動かしてみようと思います!!

何を作るのか。なぜ作るのか。誰のために作るのか。

ARCHECOが日々向き合っている問いが、宮川の言葉でまっすぐ届けられた講義でした。

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今回の講義で語られたのとほぼ同じ変化が、開発の現場でも起きていました。

AI時代、「書く」から「決めて、疑う」へ。
読み比べると、変化の全体像が見えてきます。あわせてどうぞ!