2021.4.6 火曜日

し◯じり先生〜俺みたいになるな〜 Archeco編

Marino NakashimaMarino Nakashima

こんにちは!

Archecoの勉強会担当のKemoです。

 

Archecoでは月に1回、勉強会を開催しております。

勉強会では、案件で学んだことや、社内共通でもっておくべき知識など、様々なナレッジシェアを目的に行っております。

 

それでは、今回の勉強会のテーマを紹介いたします!

『し◯じり先生〜俺みたいになるな〜 Archeco開発プロマネ編』

です。テレビ番組で聞き覚えのあるタイトルですね。内容は同じです。

 

今回は、クライアント案件で弊社のコンサルタントが実際にミスをしてしまったことを共有することで、2度と同じ失敗を繰り返さないようにすることが目的の内容となっています。

 

今回は、1つの事例を共有しました。

これらをできる限りノンフィクションでお伝えしていきたいと思います!

しくじり「アジャイル開発」 〜企画したものって全部実装されないの?追加工数分差し引けばスコープって調整できるんじゃないの?〜

この事例では、クライアントをA社としましょう。

 

このプロジェクトは、A社の新規サービスの立ち上げを行う中で、企画から開発までを担当してほしいと弊社に依頼がきました。そこで弊社がさまざまな機能を提案しました。

 

そこで問題が発生しました。企画と開発を並走して行ったため、開発のボリュームが当初の想定を超過してしまったことです。

本来なら、定義された企画に基づき見積を行い、金額とやりたいことから優先順位を付け、開発範囲の削減を提案するのが一般的だと思います。

しかし、ここで最初のしくじりが!

今回は、企画をしながらアジャイルで開発を進めたいという要望がありました。

アジャイル開発では、各スプリントで稼働できるキャパシティを超過してしまった分を差し引きながら、プロダクトバックログを整えてスコープを毎スプリント整え続ける必要があります。

しかし、クライアント様は、”アジャイル開発”という言葉を使っていましたが、アジャイル開発は企画が変わるたびに最終ゴールが変わるという認識をしていませんでした。

また、例えば追加された工数が1人月分だとすると、もともと想定していた工数を1ヶ月差し引けば±0になるという認識でいました。

しかし実際には、1人月分を変更させるためには、計画のやり直しやシステム全体での整合確認など追加のタスクが多々発生するため、追加した分以上にもともと計画していた工数を差し引かなくてはなりません。

アジャイル開発と一言で言っても、その言葉の意味が共通認識であるかどうかでクライアントの期待とできることの乖離が生じます。

クライアント様には実装直前で、アジャイル開発の認識合わせを行ったためことなきを得ましたが、そのまま開発に着手していたらと思うと…。

背筋が凍りつきます…。

 

教訓

専門用語を使って会話するときは認識合わせを怠らない。

アジャイル開発はスプリントごとにゴールが流動的に変化し続け流。(プロダクトバックログに記載され更新される。)

アジャイル開発で予定と変更して開発を行う際に、当初予定していた開発工数と差し引きして調整する際は、計画のやり直しやシステム全体での整合確認など追加のタスクが発生する。

まとめ

いかがでしたか?

今回は開発のしくじり事例を紹介しました。

 

赤裸々に伝えすぎて、読者のみなさんの中で弊社に不安を持たれた方がいるかもしれませんが、、、安心してください!

しくじりを再発しないために、弊社では受注前に言葉の認識合わせを丁寧に行い、これらのしくじりを未然に防いでいます。

失敗は成功のもとですね!

 

読者のみなさんも、明日は我が身と思い、どうか同じしくじりを起こさないように気をつけていいサービスを作っていきましょう!

 

次回は「いいプロマネとは」についての勉強会を共有いたします。お楽しみに〜!